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東証1部は過去最大の出来高 [豆知識]

昨日(3月5日)の東京証券取引所第1部の出来高は、概算で 64億4912万株で、過去最高となったとのことです(日経電子版「東証1部の売買高が過去最高、64億株超え震災直後を上回る」)。

東日本大震災直後の2011年3月15日に記録した 57億7715万株 がこれまで最高だったということですが、バブルの時が最高だったわけではなかったんですね。

東日本大震災前後の東証1部の株価終値と出来高の時系列データを見てみますと、

2011年3月10日(木)   10,434.38 円     19億4731万株

          3月11日(金)   10,254.43 円     31億4644万株

          3月14日(月)     9,620.49 円     48億8361万株

          3月15日(火)     8,605.15 円     57億7715万株

          3月16日(水)     9,093.72 円     49億0537万株

          3月17日(木)     8,962.67 円     41億0690万株

ということでした(松井証券の日経平均時系列データ(2011年2月1日から2011年4月10日までのデータ)参照) 。

2011年3月15日は、震災前の3月10日の出来高19億4731万株の3倍弱の出来高です。

狼狽売りで、15日の出来高は 57億7715億株まで膨らんだということのようです。

これに対して、昨日の出来高は、日銀金融政策決定会合の緩和策に市場が好意的に反応したことによるものでした。

下図はSBI 証券から引用させていただいた日経平均の株価と出来高の日足データです。

日経平均日足.jpg

今年に入ってからの日銀の金融政策決定会合は、

1月21日(月)と22日(火)、2月13日(水)と14日(木)、3月6日(水)と7日(木)、4月3日(水)と4(木)に開催されています(日銀のホームページ「金融政策決定会合の運営」参照)。

1月の除いた、2月、3月、4月の決定会合の翌日には、出来高が目に見えて増えています。

(松井証券の日経平均時系列データ(2013年1月1日から2013年4月5日までのデータ)も参照下さい。)