春日井市 の 報告メールと署名簿点検票 [情報提供]
今回最後。春日井市選管 が、署名簿仮提出の際に、時愛知県選管に送信した報告メール と「署名総数計算票及び署名簿点検票」を掲載します。
愛知県選管が公表する「署名調査の概況」によると、
春日井市 の 署名者は 25,354 人で、有効でないものの率は 83.29 % というでした。
開示された点検票は、99.1 MB の「【春日井市】点検票」という401頁の 1つのファイルでした。ドキュメントファイルは 1ファイルが5MBという上限があるため、圧縮し、 12 に切り分けたものを掲載します。
1 報告書
2 点検票
⑴~⑿は、全体で401頁ある点検票のうちの該当頁部分を数字で示しています。
点検票の1枚目の差替分として提出されているもののようです。
春日井市もそうですが、署名簿数 4,000冊、署名者数 16,000人 との概算数が、なぐり書きされていて、
受理の際には、署名簿 5,815 冊、署名者数 25,354 人 と、なぐり書きされた数とは、同じとはいえない数になっています。
持込み分を足して提出しているのではないかとの妄想が生じてしまいます。
千種区 の 報告メールと署名簿点検票 [情報提供]
残り 2つのうちの一つ。千種区選管 が、署名簿仮提出の際に、時愛知県選管に送信した報告メール と「署名総数計算票及び署名簿点検票」を掲載します。
愛知県選管が公表する「署名調査の概況」によると、
千種区 の 署名者は 10,388 人で、有効でないものの率は 82.87 % ということでした。
開示された点検票はPDFファイルが19ファイルでした。そのまま掲載します。
1 報告書
2 点検票
⑴ 1922_001.pdf安城市選管 と南区選管 の 報告メールと署名簿点検票 [情報提供]
安城市選管 と南区選管 が、署名簿仮提出の際に、時愛知県選管に送信した報告メール と「署名総数計算票及び署名簿点検票」を、それぞれ掲載します。
愛知県選管が公表する「署名調査の概況」によると、
安城市 の 署名者は 12,487 人で、有効でないものの率は 88.54 %。
(名古屋市)南区は、 署名者数 10,766 人で、有効でないものの率は 86.18 % ということです。
1 安城市
持ち込んだ際は、署名簿 2,500冊、署名者数 15,000人。持ち込んだ当日の4日には、簿冊数だけ数え直して2,500冊から 2,306 冊に訂正。翌5日に 署名者数を 13,485 人 として確定。(県選管が把握する投票者数は13,487人で、2人相違しています。4日付の「署名簿受領書」も12,485人となっていいますので、その後の変更となります。)
2 南区
碧南市 と田原市 の 報告メールと署名簿点検票 [情報提供]
碧南市選管 と 田原市選管 が、リコールの会から令和2年11月4日に署名簿の仮提出を受けた際に、愛知県選管に送信した報告メール と「署名総数計算票及び署名簿点検票」を、それぞれ掲載します。
報告書 署名簿点検票
碧南市は 知事のお膝元で市議らが告発しているところで、愛知県選管公表の 署名数 5916 人で、有効でない率が 90.18 %。
田原市は市長が署名が冒用されているところで、 署名数 5096 人で、有効でない率 70.68 % です。
1 碧南市
持ち込んだ際の 署名簿は 1,000冊、署名者数 7,000人だったのが、受領書では 1,380冊、5,916人 だったことになります。
2 田原市
報告書 署名簿点検票
(点検票は、PDFファイルが1ファイルで、ファイル容量は 1.50MB でした。)
田原市選管は、11月4日の受付の際には、署名簿数、署名数が空欄で受付げていることが目を引きました。
受領書では、署名簿 841 冊、署名者数 5096 人ということになっています。
阿久比町と東浦町 の 報告メールと署名簿点検票 [情報提供]
阿久比町選管 と 東浦町選管 が、昨年11月4日にリコールの会から署名簿の仮提出を受けた際、愛知県選管に送信している一連の報告メールと「署名総数計算票及び署名簿点検票」を、それぞれ掲載しました。
今朝、開示を受けた8 選管(安城市、田原市、碧南市、春日井市、南区、千種区、阿久比町、東浦町)のうちの2選管分となります。
署名簿が少なく容量が少なくてすむことと、当初提出した際の、署名簿冊数、署名者数より、受理時の署名簿冊数が大幅に少なくなっていて、興味深そうでしたので、ひとまず、阿久比町選管 と 東浦町選管分を 掲載することにしました。
1 阿久比町
当初 受領書
⑴ 署名簿数 600 冊 → 317 冊
⑵ 署名者数 3,400人→ 418 人
東浦町の方は、署名簿は 約4倍で、署名者数は 約半分。
出だしから、署名簿 90冊で 署名者数 1,500人というのはどういうこと という疑問がありますが、
1人署名簿に 振り替えたのでしょうか。
今後、余裕がある時に順次、残りの選管分の 報告書と署名簿点検票 を掲載していこうと考えていますが、リクエストがあればクリエストがあった選管分を優先して掲載するようにしようと思っています。
リクエストがある方はリクエストしてください。
愛知県行政組織規則 [調査中]
(平成31年3月29日規則第39号)
平成31年3月29日の規則第39号「愛知県行政組織規則の一部改正」では、県民文化局文化芸術課が「あいちトリエンナーレに関すること」を司る事務とすること、トリエンナーレ推進室を文化芸術課にに置き、同室があいちトリエンナーレに関する事務を処理することが明記されています(平成31年3月29日付け愛知県公報第357号別冊第2号 6~7頁)。1ヶ月半ほど前に教えていただきました。(「愛知県行政組織規則」は 愛知県法規集(第1編 総規 第6章 行政組織一般) で現時点のものを確認することができます。)
あいちトリエンナーレに関するのは、下に引用した第6条となります。
記
(県民文化局に属する課)
第六条 県民文化局に次の課を置く。
県民総務課
県民生活課
社会活動推進課
学事振興課
統計課
人権推進課 男女共同参画推進課
文化芸術課
(2~12項は省略)
13 文化芸術課においては、次の事務をつかさどる。
一 文化芸術の振興に関する施策の総合的な企画調整及び推進に関すること。
二 あいちトリエンナーレに関すること。
三 愛知芸術文化センター及び陶磁美術館に関すること。
四 その他教育委員会に属しない文化芸術の振興に関すること。
14 文化芸術課にトリエンナーレ推進室を置く。
15 トリエンナーレ推進室においては、あいちトリエンナーレに関する事務を処理する。
16 第一項に定めるもののほか、県民文化局に、県民総務課、県民生活課、社会活動推進課、学事振興課及び統計課の事務をつかさどらせるため県民生活部を、文化芸術課の事務をつかさどらせるため文化部を置く。
(考察)
まず、あいちトリエンナーレのあり方検討(検証委員会)は、文化芸術課の課長決裁で行われていますが、この愛知行政組織規則の第13項第1号、第2号、第4号を根拠として開催されているのであろうということが理解できました。
次に、平成31年3月29日の愛知県行政組織規則の改正前は、県民文化局文化芸術課ないし「あいちトリエンナーレ推進室」に関してどのような規定を置いていたのかについて調査をしました。
愛知県公報は3年分しかネット掲載されないということなので、愛知県公文書館で平成元年以9月まで愛知県公報を遡って確認してみました。
見落としがあるかもしれませんが、平成31年3月29日の改正前には、
県民文化局文化芸術課が「あいちトリエンナーレに関すること」を司る事務とすること、トリエンナーレ推進室を文化芸術課にに置き、同室があいちトリエンナーレに関する事務を処理すること
を規定している規定を見つけることができませんでした。
(おそらく、愛知県職員向けの法令検索システムでは、改正前後の条項の訂正、新設などが一目で確認できるシステムとなっているのでしょうが、私人は公報を遡って確認していくしかありません。その際のキーワードは「文化芸術課」「トリエンナーレ」ですが、見当たりませんでした。見落としがある可能性は大いにあります。
曖昧なまま、 県民文化局文化芸術課が「あいちトリエンナーレ推進室」と称する部門で、「あいちトリエンナーレ」の事務をやっていたのだろうと 想像していますが、しっかりとした裏取りが出来ているわけではありません。
それだけでなく、なぜ文化芸術課の事務分掌を平成31年3月29日に改正をすることにしたのか、との疑問も持ちました。ただ、改正は総務部総務課が担当ということのようなので、下司の勘繰りでしょう。
一ヶ月あまり考えあぐねており、ブログへの掲載が遅れてしまいました。
拙速かもしれませんが、分かったことを早くブログに掲載すべきでした。
事情をご存じの方、情報提供をお願いします。
もう一つの試算-負担金返還額 3765万2500円 [試算]
あいちトリエンナーレ2019 では、2019年3月27日: あいちトリエンナーレ実行委員会運営会議で、事業計画及び予算を全会一致で議決(愛知県も)。
愛知県が、予算として議決された負担金 6億5222万2000円を全額 負担していたとすると、
事業の収支は、
収入 11億3679万3000円+51466万6000円
= 11億8825万9000円
支出 10億3764万9000円
余剰金 1億5061万円
となります。
この余剰金を、愛知県と名古屋市で 3対1で配分すると、
名古屋市が配分されるのは、
1億5061万円× 1/(3+1)
= 3765万2500円
あいちトリエンナーレ実行委員会は、名古屋市に 負担金 3380万2000円の支払請求訴訟を提起 していますが、愛知県が負担金を5146万円ほど少なくしたか負担していないことは不問にしているようです。
「愛知県及び名古屋市負担金及び繰越金について」の 負担金返還額 8899万2000円のうち 4分の1は名古屋市の分です。
8899万2000円の4分の1である 2224万8000円を あいちトリエンナーレ実行委員会は名古屋市に返金しているのでしょうかね。
「あいちトリエンナーレのあり方検討委員会」の運営体制についての提言 [感想]
愛知県職員と「あいちトリエンナーレ実行委員会事務局職員」がどのような関係にあるのかについて いろいろ行政文書開示請求をして探りましたが、「あいちトリエンナーレのあり方検討委員会 今後の『あいちトリエンナーレ』の運営体制についての提言 」に関係がずばりと書いてありました(提言の全体はこちら)。
「あいちトリエンナーレ実行委員会事務局」と「愛知県県民文化局文化部文化芸術課トリエンナーレ推進室」は一緒だということです。
(提言51頁の図引用)
一昨年平成元年8月以降、愛知県知事と名古屋市長は 犬猿の仲となっているはずなのに、令和2年3月23日と31日、「あいちトリエンナーレ実行委員会 会長代行 」が 愛知県の負担金を減額する変更交付申請を愛知県に提出していますが、会長代行は同意していたのか。
あいちトリエンナーレ実行委員会運営会議の「2019年度収支予算」決議 [感想]
「あいちトリエンナーレ実行委員会」運営会議は、昨年(令和2年)8月13日頃、「2019年度収支決算」の決議を書面表決をしています。
「あいちトリエンナーレ実行委員会運営会議開催に書面表決について」、行政文書一部開示決定通知書と開示請求書 各参照)。
2019年度財務諸表の中に、こんな紙 が 確かに入ってはいます。
ただ、そこに書いてある 愛知県負担金 ▲51,467 千円が 、
愛知県の負担金を減額する 根拠がないだけでなく、運営会議に諮ることもなく、会長が専決処分で、愛知県の負担金の金額を上げ下げして、最終的に愛知県の負担金支出額が 51,466,243円 減額されることになっていること
を表わしていることになりますが、この紙一枚からそれだけのことを読み解くことなどはできるわけがありません。
私も下表の整理をするまでに半年ほど掛かりました。
規約上、運営会議は、会長、副会長、委員で構成されるということですが、別記には24人が載っています。
会長を除いた、会長代行、副会長、委員ら 23人のうち、何人が 「愛知県負担金 ▲51,467千円」がどういうことであるのか分かった上で、書面表決しているなどとは思えません。
委員一人一人に確認してみれば分かることですが、そんなことをする人などいないでしょう。
乞う知見-「リコール署名の仮提出署名数」 [乞う知見]
下の画像の「愛知県知事リコール署名の仮提出数及び選管調査結果」という表題のファイル(元ファイルは エクセルファイル)が出回っていますが、どこで入手可能か、ご存じの方教えていただけないでしょうか。
毎日新聞の今年5月29日の記事(「リコール『成立しなければ紙切れ』署名偽造」、制度の死角狙ったか」)では画像が掲載されていますが、画像を拡大してみると、「愛知県知事リコール署名の仮提出数及び選管調査結果」と同じエクセル表が、左の方に写っています。
画像に写っている請求代表者の人の手の甲には皺がないので、比較的若い人のようです。
記事に掲載された画像には、
「各地の選管を回り、偽造が疑われる署名を自ら収集した請求代表者の男性。「大量の偽造署名の中、本物の署名を見つけると悔しくて涙が出た」と話す=愛知県内で2021年5月25日午後4時10分、髙井瞳撮影」
とのキャプションが付けられています。
田中事務局長の逮捕は今年5月19日でした ので、事務局長逮捕を受けての記事であったようです。
読むことができないところにはどんなことが書いてあるのか気になり、 新聞・雑誌記事横断検索で記事の内容を確認してみました。
分かったことは、この毎日新聞のネット記事は、今年5月29日に、毎日新聞が、中部朝刊25頁(写図有(全1,429字))に掲載した 「配信・リコール署名偽造:/下 想定外の選管調査 狙われた制度の死角「請求代表者」執念の不正証拠集め」という記事の表題を、「リコール『成立しなければ紙切れ』署名偽造、制度の死角狙ったか」に変更したものであることが確認できました。
読むことができない部分には、
「『このまま活動を終わらせたら、事務局に署名が返却され、不正の証拠が無くなってしまう』。
署名集めの中心的な役割を担った「請求代表者」の有志らは5自治体がまだ提出の締め切り前だったこともあり、署名活動の継続を決めた。
12月4日には県庁で記者会見を開き、事務局が署名偽造に関与している可能性を指摘した。
その後も、請求代表者3人が県内の各選管を訪ね、提出された署名簿を閲覧。
一枚ずつ署名簿をめくり、同一筆跡とみられる署名が全署名の78・2%に上ると結論づけた。
『大量の偽造署名の中に、本物の署名を見つけると悔しくて涙が出た。何がなんでも不正を暴きたかった』。
不正の証拠を集め、選管や警察署に告発状を提出した。
請求代表者らの声を受け、異例の調査に踏み切った県選管の担当者は『有権者や請求代表者らの声がなければ、署名を調査することはなかったと思う』と振り返る。」
と書いてあります。
不正を暴く目的で、64選管回りをされ、選管や警察署への告発状の提出されたと言われてます。
田中事務局長の逮捕は田中田中事務局長の逮捕事務局長の逮捕は5月19日でしたので、その時期に各地の選管を回り、偽造が疑われる署名を自ら集計した請求代表者の男性。「大量の偽造署名の中、本物の署名を見つけると悔しくて涙が出た」と話す=愛知県内で2021年5月25日午後4時10分、高井瞳撮影
リコール「成立しなければ紙切れ」署名偽造、制度の死角狙ったか
リコール「成立しなければ紙切れ」署名偽造、制度の死角狙ったか
リコール「成立しなければ紙切れ」署名偽造、制度の死角狙ったか