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ヤードへの令状なしでの立ち入りを許す条例 [感想]

岐阜県は、自動車解体施設が盗難車転売の温床になっているとして、家宅捜索令状がなくても立ち入り調査できる権限を岐阜県警に認める条例案を26日から始まる岐阜県議会に提出したということです(先月20日の日経電子版の記事「『車解体施設』令状なしで立ち入り 岐阜県、条例案提出」 参照)。

 

愛知県では条例による、全国初のイモビカッターの所持の規制と、全国でも珍しい路上での客待ちの規制が2月定例議会で審議中です。

 

静岡県でも、待ち伏せ、無言電話、連続メール、不快にさせる物の送付などの嫌がらせを規制する迷惑防止条例改正法が6月の定例議会で審議される予定だそうです。

 

こういう動きを見ていると、法律を国会で通すという迂遠な方法など採らずとも、

どっかの県の条例で規制の先鞭を付け、全国に同じような条例を行き渡らせるという手法で、

望んでいる規制をしようと 警察庁はしているようですね。

 

でも、どうしてか知りませんが、警察庁の「ケ」の字すら、記事には出てこないのですよね、不思議なことに。

 

ところで、岐阜県知事が上程している66議案のうち、どの議案が、

自動車解体施設に家宅捜索令状がなくても立ち入り調査できる権限を県警に認める条例案

なのでしょうか、よく分かりません。