巧妙なため、気付かないだろう [感想]
まったく知リませんでしたが、
今年の1月28日から3月1日までの間に、東京都内の5ヶ所のセブン銀行のATMで、
クレジットカード 情報を読み取るスキミングなどが取り付けられて、3,700件あまりの暗証番号か盗みとられたという事故があったということです(朝日新聞デジタルの今月3月1日の記事「セブン銀ATMにスキミング装置 4カ所、被害報告なし」 )。
2月28日の新聞公表時には、4ヶ所のATMで被害が発生し、3,200件の暗証番号が盗み採られたのですが、
犯人はその公表の翌日にも、セブン銀行品川プリンスホテルATMにも スキミング機を取り付けていました(セブン銀行のホームページの「スキミング被害について(3月11日現在)(PDF/181KB)」)。
そのため、被害にあったATMは5ヶ所となり、暗証番号が盗まれた件数も、500件増えて、3,700件となったようです。
今回のセブン銀行のスキミングも、
昨年の年末にあった、新生銀行とシティバンクのスキミング事件 のときと同様、
による犯行だったようです。
極めて巧妙で、スキミング装置が装着されているなんて、誰も気付かないでしょう。
このセブン銀行のATMのスキミングについて、全国紙では、朝日のほか、読売も報じていたようですが、
新聞雑誌記事横断検索では、朝日の記事も、読売の記事も、どちらも「東京朝刊」となっています。
全国版のニュースの扱いではなかったようです。
ちなみに、毎日と産経は報道すらしていないようです。
セブン銀行が、顧客に対して、
「(スキミング被害に遭わないように、)どんな呼び掛けをしているだろうか?」
と思って、事務所(名古屋市中区)の近くのセブンイレブンに寄ってみました。
特に、「スキミング注意 ! 」といったボスターが貼れているわけでもないため、ぱっと見は何もされていなさそうでした。
でも、よくよく ATM機を見てみると、ATM機の上下に2つある画面のうち、宣伝の映像が流れる、上の画面の方に、
との静止画像が(常時ではなかったと思いますが、) 流れているようでした。
NHKニュースでも、この東京でのセブン銀行のスキミングの件は流れたようですが、名古屋では、新聞しか見てない人の場合では 東京のセブン銀行のATMで、ちょっと前まで、スキミングが続いていたことなど、知りようがない話です。
ちょっと注意喚起としては貧弱ではないのではないでしょうか。