[ 訂 正 ] 千種区 の 署名簿点検票 [情報提供]
昨年11月30日のプログ(「千種区 の 報告メールと署名簿点検票」)で、愛知県選管から開示を受けた 千種区選管が愛知県選管に送信した 報告メール と 署名簿点検票 を掲載しました。
そうしたところ、読者の方から「千種区の署名数 10,388筆 のはずだが、ブログに掲載されている千種区の署名だと 8,000 筆程度で、2,000 人分の足りない。」との指摘を受けました。
愛知県選管に確認したところ、千種区選管から署名簿点検票の送信を受けていた愛知県選管が、誤って署名簿点検票を漏らして開示してしまったという返事をもらい、漏れのない署名簿点検票の開示してもらいました。
そうしたところ、愛知県選管から開示してもらった点検票は、当初に開示してもらったものと同じものであることが判明しまた。そのため、千種区選管にも、愛知県選管に送った署名簿点検票に漏れがなかったかを確認してもらうよう要請しました。
その結果、千種区選管が 愛知県選管に送った段階で、署名簿点検票の送信漏れをしていることが分かりました。
そのため、千種区選管には、愛知県選管に対し、漏れがない 署名簿点検票を送信するよう頼むとともに、愛知県選管には、千種区選管から届いた 漏れのない 署名簿点検票 を 開示 してもらうことにしました。
そのような経緯で、本日、やっとのことで んな経緯で、千種区の署名簿点検票(31ファイル) と 報告メールをもらってきましたので 掲載します。
1 報告メール 報告メール(4通)
2 署名簿点検票(31ファイル)
新・国際芸術祭(仮称)推進協議会設置要綱 の稟議書 [報告]
今朝、愛知県から 「2文芸第1628号『新・国際芸術祭(仮称)推進協議会設置要綱について 』」の開示を受けました。
昨年12月29日のブログ(「国際芸術祭『あいち2022』推進協議会 設置要綱」)では、
① 「新・国際芸術祭(仮称)推進協議会設置要綱(令和2年2文芸第1628号)」に基づいて、令和2年9月8日に、「新・国際芸術祭(仮称)推進協議会」が設置されたこと。
➁ 同じく同日の 令和2年9月8日に、「新・国際芸術祭(仮称)推進協議会」が開催され、「新・国際芸術祭(仮称)組織委員会」の会長、アドバイザー会議委員を委嘱したこと。
➂ 同じく同日の令和2年9月8日に、東京で、「新・国際芸術祭(仮称)組織委員会」の設立総会が開催さたこと。
を記事の内容としていました。
そこでは、「新・国際芸術祭(仮称)推進協議会設置要綱(令和2年2文芸第1628号)」は、いつ作成された文書であるかがはっきりしませんでした。
そのため 開示請求 をしたというわけです。
稟議ですが、もしやとは思っていましたが、やはり、令和2年9月8日 でした。
つまり、令和2年9月8日には、
新・国際芸術祭(仮称)推進協議会設置要綱の県民文化局長の決裁
↓
新・国際芸術祭(仮称)推進協議会の開催
会長、副会長、委員2人の4人が出席し、「新・国際芸術祭(仮称)組織委員会」の会長とアドバイザー会議委員を委嘱
↓
新・国際芸術祭(仮称)組織委員会を開催
という一連の流れでことが進められていたということになります。
漏れることを心配でもしていたのでしょうか。
東京で午後3時30分から開催された組織委員会には、県民文化局文化部の部長が会長代行として出席されていたようですが、忙しかったでしょうね。
(事務連絡)
千種区選管が、愛知県選管に提出した点検票にファイルをもらしていたため、再度、訂正した点検票のファイルを提出することになりました。訂正した点検票は別途、開示請求をすることになり、開示請求をしました。開示までに1週間程度時間を要するのではないかと思います。
リコールの会の会員10人が提起した訴訟の件 [報告]
今月1月4日、 リコールの会の会員 約10人がリコールの会に損害賠償請求訴訟を提起したとの中日新聞の記事が報じられました。
(その記事が掲載されるまでの経緯については、ブログ記事 (「『 約十人』」とは 何人のこと?」)にしているので、関心のある方、読んでください。)
遅かれ早かれ、訴状が 裁判所からリコールの会に届くことは決まったことです。
そうであるならば、早めに、誰が原告で、どのような主張をしているのかを知っておいた方がよいに決まっています。
そこで、リコールの会の高須会長から委任状をいただき、先週1月7日 裁判所にその委任状を裁判所に提出し、原告らが裁判所に提出している 訴状、書証など一式 を受け取ってきました。
昨日(1月11日)には、裁判所から期日調整のための連絡があり、第一回口頭弁論期日期日が来月2月25日に決まりました。
新聞社等マスコミ各社から、訴状送達の時期を見計らって、リコールの会のコメントが求められることは必定です。なので先回りしてコメントの準備も必要です。
会高須会長と協議をして、(訴状送達を受けた) リコールの会としての プレス向けのコメントの内容を次のようにしました。
「私は、原告を一人も存じあげておりません。
訴訟では証拠として会員登録カードが提出されているだけです。
10人の原告の方たちが、それぞれ、どのような形でリコールの会の活動に関わっておみえであったのかが、全く分かりません。
『不正署名を行った政治会員』のレッテルを張られ、真にリコールを完遂させたいとう思いを踏みにじられた』というご主張をされてお見えでありますが、他の会員の方もお見えになるので、現時点では、10人の原告らの方々の御請求を会として安易にお認めすることはできません。」
このプレスリリース(A4×1枚)と、訴状、書証、証拠説明書の写し 一式 を 名古屋司法記者クラブに投げ込みをしてもらいました。
その後、午後1時31分に、裁判所から、裁判所が原告に対して、「●原告らに釈明を求める事項」として釈明を求めた事柄を記載した 事務連絡 がファクシミリ送信されてきました。
この裁判所からの事務連絡も、司法記者クラブに投げ込んでもらうことにしました。
1 総会開催請求について
・原告らか総会開催請求を求め得る根拠は何か。
2 損害賠償請求について
・ 不法行為①ないし➂により侵害される原告らの権利法益は何であるか。
・ 仮に訴外田中が不法行為①ないし➂を行ったとして、被告が当該各不法行為についての責任を追う根拠(根拠条文及び当該条文に当てはまる具体的な事実)は何か。
リコールの会として、コメントを記したプレスリリースを記者クラブに投げ込みをしている理由ですが、それはリコールの会の主張を正確に、報道してもらい、歪められることがないようにするためです。
今回は、プレスリリースの他に、訴状、証拠等の訴訟記録や、裁判所からの事務連絡を、リコールの会が記者クラブに提供しています。それは、原告側から 記者さん達に提供がされていないためでした。
リコールの会の会員らが提起した訴訟では、社会一般の人に訴訟を提起したことに賛同してもらえるように、訴訟を提起段階で、司法記者クラブで記者会見をして、その際に 記者さん達に訴状や証拠等を提供して、訴訟に対する理解を深めてもらおうとすることが多いと思うのですが、今回はそのようなことはないようです。
記者会見がないのはもちろん、記者さん達へ 訴状の提供すらありません。
それでなければ、原告は10人なのに、「原告が約十人」とか、原告が「9人」という新聞報道はありえないことです。訴状には誰が原告であるかは記載されているためです。
リコールの会としては、「会員証」しか書証として提出されていないような、風変わりな訴訟の提起であることを 記者さん達に知ってもらう必要があると考えて、訴状、証拠等の訴訟記録を全て、記者クラブに投げ込みをしたというわけです。
司法記者クラブへの投げ込みをしたあと、私は仕事で外出しました。
外出先から事務所に午後8時30分頃に戻ってインターネットを見てみたところ、中日新聞がネット記事を配信していることが分かりました。
(なお、私の外出中に、中日新聞の記者が午後4時52分に事務所に電話をしてきて「代理人である田中弁護士のコメントをいただきたい」という聯絡があり、事務員が事務所に戻るのが遅い時間となると伝えたところ、記者が聞きたいことをファクシミリすると言って電話を切ったという電話記録簿の記載がありましたが。中日新聞の記者からのファックシミリは届いてはいませんでした。)
その記事は下の画像のものです。
記事の「団体の会長を務める美容外科『高須クリニック』の高須克弥院長は11日、「現時点では、原告らの請求を会として安易に認めることはできない」とのコメントを発表し」たの部分も、コメントが切り取りされている点が不満でしたが、文字数制限上、止むを得ないと言われれば、それまでですので我慢するしかありません。
しかし、
「被告側は、団体事務局長の田中孝博被告(60)=地方自治法違反罪で公判中=の行為に団体が責任を追う根拠などについて、説明を求める書面を地裁に提出したことも明らかにした。」
という部分は 明らかな誤報です。
リコールの会から裁判所に提出した書類は、訴訟委任状しかありません。
裁判所から送付されてきた 事務聯絡 の「●原告らに釈明を求める事項」が、リコールの会が裁判所に送ったと勘違いしているようです。
午後8時56分頃に、中日新聞記者から事務所に電話をもらい、誤報があるとの指摘をして、記事訂正を申入れました。
記事は午後9時00分に訂正してくれましたが、明らかな誤報なので当然のことです。
下の画像は訂正後の記事。
、
高須会長には午後9時5分頃、事務聯絡をしました。
下の高須会長のツイートは午後10時32分なので、高須会長は 腹にすえかねて 眠れなかったようです。
記者のリテラシーが低いため、裁判所から原告に対してなされた釈明を、被告が裁判所に対して提出したと間違って理解したのだろうと思いました。
しかし、記者の記事は デスクがチェックしているはずです。
どこまで舐められているのか [あきれた]
あいちトリエンナーレ2019の 愛知県の負担金が 令和2年3月23日に 11,671,000円 減額されたあとで、さらに、同月31日に1,086,243円、さらに減額されていることは分かっているのですが、理由が分かってませんでした。
よい機会なので、あいちトリエンナーレ実行委員会が、愛知県に対して、負担金の交付申請及び負担金の変更している機会が、都合、4回あることが分かっていますので、下記した文書番号の稟議書を まとめて開示請求してみました。
1 31国芸祭第1号
31国芸祭第66号の伺い文には、
「愛知県県民文化局文化芸術課から文化振興基金繰入金の確定した旨の報告がありましたので、別紙案により愛知県知事あてにあいちトリエンナーレ実行委員会の変更交付申請をすることとしてよろしいか。」
と書かれています。
あいちトリエンナーレ実行委員会の予算と、愛知県の文化振興基金組入金の増減と、なぜ連動しているかのようなことを理由としているのでしょう。
この減額がなければ、名古屋市は 1,085,243 円 の 4分の1 である 約27万円 の負担額が減ることになります。
愛知県は、どんなけ がめる れば気が済むのでしょう。
名古屋市も、知らないだろうと思われ、どれだけ 舐められているのでしょう。
知らぬが仏 とは まさに このことか。
(事務連絡)
今朝、愛知県選管から 千種区の署名簿点検票をCD-R でもらいましたが、もらったものに不備がありました。
愛知県選管は千種区選管が愛知県選管に送付してきたファイルに問題があったかのようなことを言うので、千種区選管に電話連絡をしてみました。千種区選管は、愛知県選管側に問題があるかのようなことを言うので、愛知県選管に確認の上、再度連絡をもらうことにしました。
そのため千種区の点検票を本日掲載することはできないことになりました。
取得手続は今後も進めますで、しばらく待っていてください。
春日井市選管に提出された A3、A4の署名簿の.簿冊数 の詳細 [乞う知見]
これまでも 注視していた nekohanahimeさんが 待ちに待っていた 春日井市 の署名簿点検票 の調査結果を ツイッターに アップ してくれました。
春日井市の点検票に関しては、昨年(令和3年)11月30日のブログ(「春日井市 の 報告メールと署名簿点検票」)で既に 記事にしていました。
しかし、春日井市選管に提出された署名簿の冊数は 5,815 冊 で、署名者は 25,354人ということは分かっていましたが、署名簿 5,815冊は、A3 が 何枚で、A4 のが何枚なのかが判明していませんでした。
春日井市選管で署名簿を閲覧した請求代表者が、一昨年(令和2年)12月8日、「午後1時56分に来庁」して署名簿の閲覧していっていることは、 私的には 愛知県選管への行政文書開示請求で 明らか とはなっていました。
市役所の閉庁時間は午後5時15分 なので、3時間15分の間に 、A3とA4の署名簿についてそれぞれ、「1時間当たり 何枚の署名簿を確認していったのか」を きっちり と確定できたらと思っていました。
直接請求が署名簿を閲覧する際のルールについては、昨年(令和3年)9月12日のブログ(「閲覧のルール」)も 既に記事にしていますが、
・ 署名簿の閲覧が可能なのは、「請求代表者」のみ(受任者は不可。請求代表者以外の者は同席できない)
・ 署名簿の改ざん等防止のため、閲覧の際には選管職員が立ち会う。
・ 筆記やコピー、写真撮影といった行為は認められません。
という縛りがありました。
今回、nekohanahimeさんが調査していただいた内容によると、
① A4の署名簿の人数は、委任状「無」が 2,386 人、委任状「有」が 178人 ということなので、合計で 2,564人。
➁ A4の署名簿の数は 2,564 冊。
➂ 全体の署名簿の冊数は 5,815 冊 なので、A3の署名簿の数は 3,251冊。
ということになります。
署名簿の枚数のイメージですが、コピー用紙は 一締(ひとしめ) 500枚 となっています。A3の署名簿 3,251枚 の署名簿のイメージは コピー用紙「6締半」です。
もう一方の A4の方は 2,564冊ですので、こちらは コピー用紙「5締半」となります。
計十締め ですので相当な嵩(数)になります。
話を単純化して、A4の署名簿は存在せず、A3の署名簿だけであったとしても、1時間平均 1,000枚(1分間に16枚)以上のペースで チェック しないと間に合いません。
巨大な文鎮のようなもので、署名簿の左右どちらかの縁 を押さえた上で、片手で署名簿を1枚ずつ捲りつつ、有効な署名の数を拾っていき(有効の方が圧倒的に少ないため)、有効と無効の署名簿の数を確定させるというような作業の進め方が一番早くできそうです。
なにせ、「筆記やコピー、写真撮影といった行為は認められません」のでね。
野鳥の会が使う カウンター が使えたら、多少は早くできるでしょうが、カウンターはよかったのかな。
昨年(令和3年)11月21日のブログ(「乞う知見-『リコール署名の仮提出署名数』」)では、「愛知県リコール署名提出状況」と表題が付けられた表に ぼやかし加工して掲載しました。
その表では、春日井市のデータとして、
請求代表者による調査
「有効数 6,204」
「偽造数 19,150」
署名提出数
冊数 5,815
署名数 24,345
備考
12/8 ~17:15
という記載がされています。
無効ではなく「偽造数」が19,150 筆 と書かれていますが、どうやって「偽造」と判定したのか関心があります。
毎日新聞に逆取材でもさせていただけたら おもしろいかも。
(引用元のツイート(https://twitter.com/kabocha_JPN/status/1436557627601788955、https://twitter.com/kabocha_JPN/status/1436556124711317504))
(参考)
千種区選管の署名欠落は、愛知県選管が千種区選管から送られてきたデータを圧縮する際に処理を誤って欠落したということで、明日(11日)、開示の際に、訂正した千種区選管分の署名簿点検票のデータをもらってきます。
幸田町の署名簿受領書 リターンズ [情報提供]
先月(令和3年12月) 1日のブログ (幸田町選管 の 署名簿受領書」)では、幸田町選挙管理委員会がリコールの会に渡した署名簿受領書が、会に渡ることなく、愛知県警が 押収したことに触れました。
頂いたコメントから、どのような径路で 愛知県警まで行き着いたのかは判明できたと思っていました。
判明できたと思ったその径路とは、
幸田町選管
↓ R2/11/4 (報告メール)
Aさん
↓ 11/5
リコールの会岡崎事務所
↓ ?
C さん
↓ ?
B さん
↓ 11/25
D さん
↓ R3/5/29
愛知県警
というものです。
そう思っていたところ、いつものお騒がせ天使さん(Dさんを応援している人)が、Bさんに、
Bさん → Cさん → Dさん
だったでしょうがと、幸田町の署名簿受領書の新たな径路を発信されました。
そうしたところ、Bさんが、
当初の予定は、岡崎事務所 → C さん → Hさん → Dさん → Yさんという径路を辿る予定だったはず。
と、受領書は Yさん (ツイッター上では「本人」と表記) に届けられる予定であった、というツイートを 天使さんに返されました。
Bさんのツイートに出てきた Hさんも、Yさんも 新たに登場人物です。新ネタです。
興味深く 観察を続けていたら、B さんが、
Y さんと Bさん?のラインのスクリーンショットをアップして、
「当初は『岡崎事務所 → C さん → Hさん → Dさん → Yさん』という予定で、署名簿は Yさんに行く予定だったでしょうが」
と言わんばかりの示威行動です。
そのようなことをする必要があるとは思えないのですが。
それだけではありません。スクリーンショットが、引き金になったのか、
これまで見たことがなかった(女性)が、タイムラインに現れて、
「 私が本部に届けようかと申し出て、岡崎事務所に署名簿受領書を取りに行った。Bさんが、Cさんの職場に来てくれたので、受領書をBさんに渡した。BさんはDさんと東区のうどん屋で待ち合わせと言っていた」
とツイート。
自ら、「私が C さんです」との思いがけない展開です。
それだけではありません。
「東区のうどん屋」ネタを振られたとおもったのか
Bさんは
「そのとおりです。あのうどんは美味しかったです。」
とリツイートして、絶妙なコンビネーションプレーを見せてくれます。
どうやら 譲れない 大事なことが そこには 隠れているようです。
幸田町の署名簿受領書については、まだ 生煮えなのかもしれません。
ところで Aさん は誰なのですか。
オープン・ソース・インテリジェンス 風 [困惑]
私は 今回のリコール偽造事件では、複数人から事件委任を受けている立場にあります。
依頼者に対し 守秘義務 を負っているだけではありません。
利益相反 も職務上避けなければならない義務の一つです。もし、利益相反ということにでもなれば、依頼者との委任関係を解消し、途中であっても事件から直ちに下りないといけないことになります。
私はリコール偽造事件では、近くで何かが起きていながら、何が起きているのかを把握できていませんでした。大変残念な気持ちを持っているため、自分が出来る範囲で、可能な調査をしてみようと思いました。
その場合に、関係者から事情を聞いていくという調査手法で調査を進めるという選択肢も考えました。しかし、その場合、関係者に直接接触して事情を聴取を聞いた場合、利益相反的事態が容易に起きてしまう可能性が高いであろうことに気付きました。
そのため、関係者からの聞き取りをするという方法は諦め、一般に公開されている情報源からアクセス可能なデータを収集、分析、決定する調査、
つまり、オープン・ソース・インテリジェス 的な
調査手法により調査を進めることににしました。
選管関係の行政文書開示請求は、その一環として行ったものでした。
皆さんがどのように思われているかは知りませんが、私は それなりに成果をあげたのではないかと思っています。事実関係が極めてクリアーになったのではないでしょうか。
ツイッターからの情報収集も、そのオープンソースの調査の一環 になるであろうと思って進めてきました。
ブログに、関係者である読者から、コメントという「こだま」が返ってきたならば、コメントは オープンソース と考えてよかろうと考えて、ブログへのコメントを呼びかけました。
しかし、コメントをいただいた場合でも、利益背反 が起きないよう、オープンソースで情報を取得したとの形を守るようにしました。
具体的には、私が事実確認をするため、コメントをいただいた人に直接連絡をして事情を聴取しないということです。
また、コメントを返す際には、不十分なコメントの内容を充実したものにしてもらうような呼びかけに押さえるようにしたつもりでいました。
今般、
「田中弁護士にお願いです。
コメント欄でお聞きにならず、実際関わった人に聞く機会をお作りになられたらどうでしょうか?
田中弁護士は知るべき事実が沢山あると思います。」
というコメントをいただきました。
私には知るべき事実が沢山あるのはそのとおりであるとは思いますが、私が関係者から直接事情聴取をする機会を設けるなどということは、
私の弁護士という職責上、ありえないことを 理解していただきたいと思います。
田原市選管が提出した点検簿の訂正 [情報提供]
昨年(令和3年)11月29日のブログ(「碧南市 と 田原市 の 報告メールと署名簿点検票」)では、田原市選管が一昨年(令和2年)の11月4、5日に、愛知県選管に提出していた 報告メールと 署名簿点検票 を掲載していました。
田原市選管の点検簿のファイルには 不足分があるとの指摘をいただきましたので、田原市選管に修正した点検票を愛知県選管に提出するようにお願いしました。
提出いただけるということになったので、愛知県選管に田原市選管からの提出された点検票の 開示請求 をしていましが、今朝、開示された点検票と報告メールをいただいてきました。
報告メールは、
というもので、署名簿200~399が抜けていたので追加したものを送りますというものです。
点検票の方は、
というもので、欠落した部分を加えたものということになります。
田原市選管分は、KKRでナンバリングを終えていたので、簿冊のナンバリングと署名のナンバリングが続いているはずてあるという、コメントが今朝投稿されていました。
田原市選管がリコールの会に渡していた
を確認してみました。
署名簿の番号は 1~1499番で、その間、743~1399番、1460番が欠番です。
これだけ見ても、コメントいただいたとおりの並びに署名番号の方がなっているのかは分かりません。
そのため、点検票をスクロールのしながら確認してみましたたが、
署名の番号が、署名簿の番号にしたがった記載にはなっていません。
「 約十人 」とは 何人のこと? [はてな?]
今朝の中日新聞朝刊社会欄の記事「リコール団体を集団提訴 署名偽造でボランティア」の記事の件。
令和2年11月16日15時06分頃、中日新聞の記者から「民事訴訟に関するコメントのお願い」という表題のファックスが届きました。
届いたファックスには、
「大村知事のリコール署名事件をめぐって,署名偽造事件によって精神的苦痛を受けたとして、署名集めを担ったリコールの会会員十人の方が、本日、リコールの会を相手に原告一人一万円の損害賠償と総会の開催を求める訴訟を名古屋地裁に提訴しました。原告の主張は、真摯にリコール活動に取り組んだのに、『不正署名を行った政治会員』のレッテルを貼られて、リコールを完遂させたい重い(ママ)も踏みにじられて、精神的苦痛を受けたという内容です。この内容について、リコールの会の高須克弥、もしくは代理人である田中先生のコメントをお願いいたします。」
と書いてありました。
ファックスが届いてから 20分ほど経過した、午後3時25分頃に、記者から電話がありました。
訴状が裁判所に提出された日に意見を求められても、
「訴状を見ていないので、訴状を見て対応させていただきます」
と回答するしかありませんので、そのようにコメントを電話で伝えておきました。
リコールの会の高須会長には、記者から聞き取った内容として、「原告には請求代表者はいないようだ」ということと、「請求代表者が原告として提起した訴訟と同じ弁護士が、原告らの代理人ということです」ということを報告しておきました。
新聞記事として出るのかと思っていましたが、いっこうに記事になりません。そればかりか、 訴状も届きません。中日新聞の11月16日のファックスから一月以上経過しても 動きが見えません。
事故が起きて訴状が送達されないのでないかと気になり出し、先月22日、名古屋地方裁判所の訟廷事務所に電話を入れて、「『リコールの会』を被告とした訴訟が11月16日に名古屋地裁に提起されているはずでなので、その事件の事件番号 と 係属部 を教えて下さい」とお願いしました。
調べてくれた書記官からの回答は、
① 11月16日に「リコールの会」を被告として提起された訴訟はありません、
➁ 11月に提起された訴訟はありませんが、少し前の (令和3年)12月18日(土)に夜間受付で提出された訴訟があります、
➂ 事件番号は「令和3年(ワ)第〇〇〇〇号損害賠償請求事件」で、民事第〇部に係属しています。
というものでした。
「何んだ、11月16日に訴訟なんて提起されていないではないか」
中日新聞の記者から 電話が掛かってきたら「いい加減なことを言ってくるな」と言って、とっちめてやろうと思って待ち構えていたのですが、中日新聞の記者からも何日たっても電話がありません。
(一応、仕事納めである)先週(令和3)12月28日(火)13時08分に、中日新聞の別の記者からファックスが届きました。
「今般、高須克弥様が代表を務めていらっしゃる『お辞め下さい大村秀章愛知県知事 愛知100万人リコールの会』を被告とした訴訟が名古屋地裁に提起されましたので、コメントをお願いしたく、連絡を差し上げました。
訴訟の内容は、『お辞め下さい大村秀章愛知県知事 愛知100万人リコールの会』の会員として署名集めなどを担った愛知県内の住民らが、いわゆる署名偽造事件によって精神的苦痛を受けたとして、一人一万円の損害賠償を求めているものです。
原告側は、団体事務局長の田中孝博さんらが佐賀市内でアルバイトを募り、署名を偽造させたとして、『真摯にリコール活動に取り組んだのに、『不正署名を行った政治会員』のレッテルを貼られて、リコールを完遂させたい思いも踏みにじられた」と主張し、活動団体の資金を署名偽造に充てたとして銀行口座の通帳の開示も求めています。
つきましては、上記のような訴訟を起こされた団体の会長である高須克弥様のコメントをいただきたく、代理人ていらっしゃる田中弁護士にお取り次ぎのお願いを差し上げた次第です。」
そのファックスが届いてから20分ほど経過した、午後3時30分頃に記者から電話があったので、
「12月18日(土)に夜間受付で申し立てがされた訴訟だということはご存じでしょう。当然、訴状は送達されてきていていないので、訴状も見ていないのに、コメントなんてできるわけないでしょう。」
「中日新聞は、原告らと何か諮っているのですか」
と答えておきました。
このような経緯を経たのが、今朝の記事です。
記事は、原告らの人数を、
「大村秀章愛知県知事のリコール(解職請求)活動団体の会員として署名集めなどを担った愛知県内の約十人」
と表現しています。
訴状の当事者欄には、原告の住所氏名が書いてあります。
「十人」と「約十人」は違います。「九人」と「約十人」も別ものです。
訴状の内容を確認した上で 「 約十人 」と 記事上で表現しているのはどういう理由からなのでしょう。