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ニセ1級建築士逮捕 [速報]

おととい9日、新潟県警と神奈川県警が ニセ1級建築士の方を一名ずつ逮捕しました(9日のYOMIURI ONLINEの記事「ニセ1級建築士、2人逮捕…神奈川と新潟」)。

国交省は、今年7月11日、新潟県警が逮捕した持田直哉氏を ニセ1級建築士と公表していました(7月11日の「偽造免許証の写しによる非建築士の違法業務等について」参照)。

また、7月31日には、神奈川県警が逮捕した石岡秀逸氏を ニセ1級建築士と公表をしていました(7月31日の「非建築士による建築士詐称について」参照)。

ところで、国交省(住宅局建築指導課)は、7月11日に、ニセ1級建築士を公表した際、

今般、偽造の免許証の写しにより建築士になりすまして建築士事務所に属し業務を行っていた事案が発覚しました。

(中略)

建築士になりすました者について刑事告発を要請する等、次の措置を講じ、厳正に対応してまいります。

(後略)

と宣言していました。

ニセ1級建築士に対しては刑事罰が課されるような厳正な対応をしていくと言っていたわけです。

そのため、この国交省の姿勢からして、ニセ1級建築士の持田氏と石岡氏の逮捕は予定されていたものと言えます。

国交省は、ニセ1級建築士の方を、

7月11日に3人、

7月31日に2人、

8月8日に1人(8月8日の「非一級建築士による一級建築士詐称について」参照)、

9月4日に9人(9月4日の「非一級建築士による一級建築士詐称について」参照)、

それぞれ公表しています。

国交省が公表したニセ1級建築士の方は全部で15人となりますが、

今回逮捕された持田氏は7月11日公表された3人のうちの一人。

石岡氏は7月31日に公表された2人のうちの一人ということになり、

持田氏も石岡氏も この15名の一員です。

持田氏と石岡氏だけが刑事罰を受けるということは考えられないことです。 

そのため、残り13人の方も早晩、建築士法違反等で逮捕されることになることでしょう。