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はっちゃける [豆知識]

西原理恵子の「この世でいちばん大事な『カネ』の話」の中で、

「バカをやって はっちゃけて、つらい時期を … 」

との表現がされていました。

      

ここで使われている「はっちゃける」という言葉の意味が、 

「はしゃぐ」という意味だろうことは、前後の文脈から、何となく、分かりました。

でも、「はっちゃける」という言葉を、これまで聞いたことがありませんでした。 

  

そう言えば、大学生の頃、「あばれはっちゃく」というテレビ番組がありました。

高知の方言なのかぁと思い、

岩波国語辞典(第6版)(2004年発行)で調べてみました。

でも、

はっちゃけ、

はっちゃける、

という言葉は載ってません。それは、広辞苑でもそれは一緒でした。

      

そんなわけで、インターネットで検索してみました。

日本語俗語辞典というサイトで、「はっちゃける」の意味を、

はっちゃける

っちゃけるとは、はめをはずしてはしゃぐこと。

【年代】  2001年  【種類】 若者言葉

 

また、「はっちゃける」の解説を、

はっちゃけるとは日常生活の嫌なことやイライラを忘れ(忘れるために)、思う存分にはしゃぐことである。

はっちゃけるは2000年辺りから若者を中心に使われたが、次第にストレスの多いサラリーマンなど社会人にも使われるようになる。

同時にストレス発散のためにはしゃぐという行為以外に、単に「はりきる」といったニュアンスでも使われるようになる。

しているのを見つけました。

  

「はっちゃける」という言葉が、 十数年前頃から若者の間で使われるようになった言葉であるのであれば、

50歳の私が、これまで「はっちゃける」という言葉を聞いたことすらなかったのは、当たり前のことでした。

  

ところで、「はっちゃく」 あるいは 「はっちゃけ」 という言葉は、関東北部から東北地方の一部にかけての方言で、「暴れん坊」ということのようですが(YAHOO! JAPAN「知恵袋」の「『あばれはっちゃく』の「はっちゃく」や「はっちゃけ~はっちゃけ~」は、どこか...」)、

この「はっちゃく」あるいは「はっちゃけ」という言葉と、「はっちゃける」とは、繋がっている言葉なのでしょうが、どう繋がっているのかよく分かりませんでした。

語源までは調べておれませんので、これで調査は終了しました。

この世でいちばん大事な「カネ」の話 (角川文庫)

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  • 作者: 西原 理恵子
  • 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
  • 発売日: 2011/06/23
  • メディア: 文庫